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神奈川17区衆議院小選挙区 支部長 牧島かれん 活動報告

相模人形芝居下中座<1>
後継者育成の試み

皆さんはここ小田原の町に、「相模人形芝居下中座」という
伝統芸能があるのをご存知でしょうか?
今回はこの活動レポートを通じて、相模人形芝居下中座についてお話させていただきたいと思います。

私が相模人形芝居下中座に魅せられたのは、
現座長である岸忠義さんとの出会いがきっかけです。
一時は存続の危機に陥った相模人形芝居下中座。
そんな中から、国指定重要無形民俗文化財である下中座を復興させた岸座長の思いを更に深くお聞きしたいと思い、インタビューを申し込みました。

下中座3+.jpg



インタビュー当日は小田原市橘支所での月2回のお稽古日で、高校生や20代の方などを含め、20名ほどの座員の皆様が集まっていらっしゃいました。
 
座長へのインタビューを元に、3回に渡って下中座とその歩みをご紹介します。



第1回 後継者育成の試み
第2回 後継者育成の成功
第3回 今後の下中座



まずは簡単に相模人形芝居のご紹介を。

■相模人形芝居とは
江戸時代から神奈川県に伝わる、3人で1体の人形を操る人形芝居です。
神奈川県には、江戸時代から明治にかけて、少なくとも15箇所に人形芝居がありました。
しかしほとんどが戦争の影響や後継者不足などにより存続ができなくなり、人形の展示や保存のみになってしまったそうです。
その中でも現在も実演を続けているのは、厚木市林の林座、厚木市長谷の長谷座、平塚市四之宮の前鳥座、南足柄市の足柄座、そして岸さんが座長を務める小田原市小竹の下中座の5座です。

■最大の課題「後継者育成」
江戸時代から伝わる相模人形芝居という伝統を継承していく上で、
最大の課題は「後継者の確保と育成だった」と岸さん。

下中座はその昔、昭和28年に神奈川県指定無形文化財に指定されました。
当時座員は15人。
しかしその後、昭和末期には8人にまで減ってしまい、存続の危機に晒されます。
当時座長に就任されたばかりの岸さんにとって、この課題を解決することが急務でした。

■下中座人形教室開講
そこで、岸さんがとった行動とは…
岸さんは人形芝居をもっと身近に感じてもらえるよう、
平成3年に「下中座人形教室」を開講しました。
26人もの応募者に安堵すると同時に、
この集まってくれた人々を「どのようにすれば座員として定着してもらえるか」
が本当の課題
であることを、岸さんは知っていました。
というのも昭和40年代に、同じく講習会を開き、人が集まってきたものの、最終的に座員として定着しなかった、という経験をしているからです。

岸さんはこの過去の例について、座の側が集まってくれた方々に受け皿となる環境を整えていなかったのが問題だったのではと指摘。
そこでいくつかの工夫をされたのです。

・受講資格を設けない
・働いている方でも参加しやすいように隔週土曜日の午後に稽古日を設   
 定
・稽古に通い易いように国道沿いの公民館を稽古場とする
・開講から1年後に受講生を中心とした公演を予定など

特に1年後に公演を予定したことに驚きました。
「芝居をする喜びや、達成感を味わってもらいたい。」という岸さんの思いが、修行に10年は掛かると言われていた人形芝居の常識を覆す決断をさせたのでした。
きっと受講生にとっても、公演という目標があることで、より真剣に取り組む事ができたのではないでしょうか。

これらの工夫が受講生に受け入れられたのでしょう。
ほとんどの方が引き続き稽古に訪れ、その後座員として定着してくれたそうです。
こうして下中座は存続の危機を免れました。

しかし下中座の後継者育成の試みはこれだけにとどまらなかったのです。

次回へつづく


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