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神奈川17区衆議院小選挙区 支部長 牧島かれん 活動報告

相模人形芝居下中座<2>
後継者育成の成功

前回ご紹介させていただいたように
「下中座人形教室」の開講と
発表の場を設けるという工夫により座員も増え
後継者育成は一定の成果を収めたように思われました。
しかし岸座長は、さらにその先を見据えていたようです。

■小中高生の育成
現在下中座では、地元の小中学校、高校でも積極的に後継者育成活動に励んでいます。
特に小学校、中学校、高校で一連の流れを作れるように努めているとおっしゃっていました。
  
<高校>
二宮高校には昭和53年の高校創立当時から「古典文学鑑賞部」があり、その後平成2年4月に相模人形部と改称。昭和59年から現在まで下中座の副座長林さんが講師として指導。
部活動で人形芝居の魅力を知った子どもたちが、卒業後、下中座の座員となるケースが増える。
 
<中学校>
平成6年頃より橘中学校で公演や人形解説、体験学習を始める。
当初中々浸透しなかったものの、平成14年相模人形クラブが発足される。ここ数年、卒業後に二宮高校に進学して引き続き部活動をする生徒や、
高校生にして下中座の座員となる子どもが何人も出てきている。
 
<小学校>
小学校6年生の卒業が近づく頃、前羽小学校と下中小学校にて2時間の体験学習を実施。この体験学習によって身近に感じてもらい、興味を持ってもらうことで中学校進学後の部活動に入部へのきっかけを作る。

こうして、小さい頃から人形芝居に親しむことにより
中学、高校という歳月を経て、座員になるケースが増え
小中高を連携させた取り組みは確実に結果を結んでいます。
人づくりには、時間と手間が必要不可欠であることの証明であると感じました。

■演目作品の工夫
現在の下中座には過去から伝わる演目作品だけでなく、
新たに演目作品を作ったという特徴があります。
 
きっかけは橘中学校で公演等を始めた頃。
公演自体に感動してくれる子どもはいても、
実際に「自分がやりたい!」と思ってもらえるまでに至らなかったようです。
 
「演目の話に入り込みづらいのが一つの原因では」と考えた座長は
この地域に馴染みの深い「金太郎」の演目を新たに作ろうではないかと提案しました。昔話の金太郎ならばほとんどの子どもが知っているはず。
様々な動物も出てきて子どもが取り込みやすいのではと考えたようです。

更に昔話金太郎のその後、
鎌倉幕府の武将として活躍した「坂田金時」の演目を作れば
幅広い年齢の方に興味を持っていただけるなどのメリットもありました。

新たに人形を製作するなどの費用も掛かったようですが、
多くの方の支援によって金太郎の半生を描いた「怪童丸物語」ができました。

現在はこの「怪童丸物語」の幼少期を中学生が演じ、
青年期を高校生が演じるなどによって、
中学生と高校生の交流も深まっているそうです。


こういった様々な工夫と努力が功を奏し、8人だった座員は現在34人までに増え、他の4座に先駆け後継者育成に成功されたのです。

■人形遣いではない座長

20091025115550.jpg

復興と発展の背景には座のマネージメント(運営)に専念する座長の姿があります。
岸さんは人形遣いにはならず、座の運営に専念させてもらう事を条件として座長の任を引き受けたそうです。
岸さん曰く
「僕が人形遣いになれば、当然上手くなりたい。自らの技術を磨く事に専念したくなる。そうすれば全体を見る目が無くなってしまう。これが正解だったかどうかわからないが、少なくとも僕は成功だと思っている。」
自らが果たすべき役割を自分自身に厳しく課し、
人形遣いという道から、全体を見渡す座長という道へ。
その任務を愚直に全うする岸座長の姿に、ロマンと情熱を感じました。


次回へつづく


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