牧島かれん トップページ >> 活動報告

神奈川17区衆議院小選挙区 支部長 牧島かれん 活動報告

事業仕分けについて
税金の無駄遣いを洗い出すために着手された「事業仕分け」ですが、
17日で前半の日程を終えました。
報道などを通して事業仕分けの様子をご覧になった方も多いかと思いますが
皆さん、どのような印象をお持ちになったでしょうか。

「見ていて、スパッと物事が決まっていって爽快だった」
という声がある一方、
「あのやり方には問題があるのではないか」
という意見も、同じく私の元に届いています。
私個人としても、この事業仕分けのやり方には
「違和感」を覚えています。

「事業仕分け」を行うこと自体には賛成です。
税金の使い道に「ムダ」がないかを検討するのに
外部の視点も必要だと思います。
「渡り」は全面的に撤廃すべきだと
私は以前から主張していますし
その温床となる事業を見直すのは当然です。

しかし、違和感を拭いきれないのは
具体的に以下のような問題点を感じるからです。

■仕分け事業対象の「447」事業の選定理由が見えてこない

事業に予算をつけるときには、国の大きなビジョンを見据えた上で
そのビジョンを達成するために、具体的にどのような事業が必要か
その目的や目標を吟味した上で決まります。

同じように、予算を削るときにも、やはり大きなビジョンのもとで
戦略的に削っていくべきなのではないでしょうか。
「447」という対象事業数の算出は、
今後の日本のあり方を見据えた上で選定された数なのでしょうか。
どうしても、なんとなく辻褄が合うように選び出された
「447」という数な気がしてなりません。

■霞が関の机上で決まる

今回仕分けされる事業の中には、東京外に施設が
設けられている事業も多く含まれています。
必殺仕分け人と呼ばれている人たちは、
実際にその施設や事業を見学しに赴いたり、
利用者などからの意見を直に聞いたりしたのでしょうか。

霞が関での感覚と、実際にその地域を取り巻く環境での様子では
異なることがいくつもあります。
霞が関だけで勝手な結論を出されては困る、
これは地方の声でもあると思います。

もちろん、問題点をえぐる場合には
感情論を排し、確固たるデータに裏打ちされた冷静なる判断が必要です。
しかし、判断材料のひとつにその現地の声を聞き、地域文化を理解するというプロセスがなければ、
それは机上での数合わせに終始する危険性を伴います。
女性の社会進出の程度、子育て環境整備に対する充実度、インフラ整備と災害のリスク等、それぞれの地域に特徴があります。

その上、1時間という限定的な時間の中で
マニュアルとデータ資料と、短い質問だけで
事業の性質、ひいては有益か無益かを判断することは
ある程度事前に結果が用意されていない限り
無謀だと思うのは私だけでしょうか。

■本当に「政治主導」なのか

官僚主義を排し、政治主導でムダを洗い出す
ということは素晴らしいことです。
しかし、報道を見ていると「政治主導」の意味が
少し違うような気がしてなりません。

「政治主導」というのは、それぞれの立場の声をいったん汲み上げ
その上で、政治的に判断し、自らの責任を持って決定する、
それが政治主導の意味だと私は考えます。
多様な意見が飛び交う中で、国民のために真なることを見極め
ブレずに結論を導き出せるかどうかは、政治家の資質にかかっています。
それぞれの立場の声や意見を全てシャットアウトし
独断的に決定権を行使するのが「政治主導」であるかのような
印象を受けるやり取りが目立ちました。

■子どもへの影響が心配

事業仕分けは、時に冷酷と思われようとも
最終的にばっさり切る必要が出てくるのは確かです。
私はそれを否定していません。
しかし、その手法があまりにも「パフォーマンス的」で
大衆迎合主義に走っているような印象を受け、
それが私の中で「感覚的に」大きな違和感となって残っています。

間髪いれず物事が決定されていくさま、
それによってお金が〜円、使われずに済んだらしい、
そう思うと、爽快感を覚える人も少なくないでしょう。
「プロレスの試合を見ているよう」
とそのスリリングなやり取りをゲームのように
見ている人もいます。
「テレビが得意とする2項対立の構図が視聴者にとって面白いもの、
または分かりやすいものにうつる」そんな特徴も見てとれます。
税金の使い方について、国民が興味深く見守る
という点においては今回の事業仕分けの全面的な公開は
成功したと言えます。

しかし、あるお母さんは「子どもへの影響が心配」
とおっしゃっていました。
教室の中で、まさに鬼の首でも取ったかのような
事業仕分けのようなやりとりが真似されたら
日本の将来に大きな不安を覚えます。
善悪の区別とは何なのか。正しい道を求める過程はどうあるべきか。

大人たちが真剣にお金の使い道について議論する姿は
子どもたちにも誇れる姿ですが
議論ではなく、公開の場で相手をやりこめるような姿勢は
大人としては見せたくありませんし
子どもに対して良い影響を与えるとは思えません。

大人の姿を見て、子どもは育ちます。
今やっている物事自体は、日本のため、未来のため
そして将来日本を担う子どもたちのためです。
しかし、その後ろ姿は果たして美しいものなのか
やはり同じく問い直す必要があると思っています。

カテゴリ:かれんより リーダーシップ・国家ビジョン

月刊 政治かわら版 牧島かれん国政報告
メディア掲載 掲載記事のご紹介

カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

カテゴリー

最近のレポート

過去の記事

活動報告内検索