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神奈川17区衆議院小選挙区 支部長 牧島かれん 活動報告

被災地報告2:施設へ救援物資を届ける
実は、今回宮城県を訪れることになったのは、「重度障害者・難病ホスピス太白ありのまま舎」から現状を知らせるメールが届いたからでもあります。被災地の情報がまだまだ私たちに見えていなかったある日の夕方。物資もままならず、悲鳴にも似た実態を伝えるメールが一通、私のパソコンに届きました。この施設には筋ジストロフィーや膠原病などの重度の障害・難病を抱えた方々が60名入居されています。

限られた職員さんの中では必要な物資を調達することも難しい。セカンドライフなどインターネットでの呼びかけに応じた方たちからの物資もお預かりして、今回はまだいい香りが漂う焼きたてのパンをお届けしました。

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地震があった時、入居されていた方たちはちょうどお風呂に入っていたのだそうです。お話をうかがうと、いかに急いで避難すべく職員さんがそれぞれの方の身支度をされたかが伝わってきます。この経験から、普段2階に居住されている方たちも今は1階で寄り添いながら生活をされています。

1日3回だった食事も今は9時と4時の2回です。理由は、物資が充分に確保できるか不安があるから。水道が復旧するまでは、井戸水をくみ、お手洗いにも新聞紙を敷いていたと言います。

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福祉施設の危機管理について、これまでも如何に備えるかの議論はされて来ましたが、今回は想定を超えるものがありました。

例えば食料。備蓄は3日分でしたが、その後何日間も不足する事態がこれほどまでに長期化するとは予測し難かったということ。人工呼吸器を装着している入居者にとって、ガスがないことは致命的であり、いざという時には職員さんがその方の呼吸に合わせて手で人工呼吸器の役割を果たす必要があること。日勤、夜勤の職員が通勤するためのガソリン確保が困難で前日からガソリンスタンドに並ばなくてはならないこと。停電の間、備蓄のガスランプを活用したが、温かさがある反面、ガスの臭いも出るので代替案を用意すること。薬が不足した時に支援物資を受け取ったが、一人ひとり摂取する薬は異なるので、支援物資とニーズのマッチングが課題であること。

日本全国の福祉施設で課題となる点を教えて頂きました。今回の教訓をしっかりと活かさなければならないと胸に刻みました。

不安を抱える一番小さき人のそばに寄り添っていたい、という思いが私の中にはあります。ありのまま舎の隣りにある児童養護施設仙台天使園にも伺ってきました。

家庭での養育を受けることができない子どもたちが、この施設には幼稚園から高校生までいます。風邪をひかないように、とビタミンたっぷりのイチゴを手渡し、必要物資を補充しました。

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中国からは支援物資としてお水が届いていました。

マリア像が倒れてしまったり、ヨセフ像の斧が割れてしまったり、といった損傷はありましたが「糊で付ければつくでしょう」とシスターは微笑みます。4年前に耐震を含め全面改築をしていたので建物は難を逃れました。テレビで震災の様子を見ている子どもたちの胸の奥は計り知れませんが、お散歩に出かけたり、「こんにちは」と笑顔を返してくれた子どもたちの姿にひとまずほっとしました。

現在、大震災による死者は1万人を超え、行方不明者も2万人近くと報告されています。しかし、これは届け出がなされた分だけです。家族全員が行方不明になってしまっている場合もあります。そして震災孤児は数百人になるとも言われています。

天使園に入ることになるお子さんもいらっしゃるかもしれないと、先生方はお話をされていました。施設の心理療法士さんはじめ、震災後のケアは続くことになります。復興という過程で、大人はもちろん、大切なものを失った子どもたちの心にどう向き合って、受け入れていくのか。その準備も進めなければならないと思っています。

<被災地報告3へつづく>

カテゴリ:かれんより 東日本大震災

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