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神奈川17区衆議院小選挙区 支部長 牧島かれん 活動報告

聴覚心象
グローバル社会を生きていく中で、意志疎通のツールとしての英語。その必要性は疑問の余地がなくなって久しいのにも拘わらず、学習方法が依然として確立されていないという印象を持っていられる方も多いのではないでしょうか。

小学校から英語に触れる時間は増えてきていますが、学ぶ意欲に火がつかなければなかなか身になりません。どんな時に子どもたちが英語に興味を持つのか、私の恩師である田崎清忠先生をお招きして勉強会を開催しました。
「子どもたちが英語を学ぶきっかけになるもの」について伺ったところ、「和製英語がとっかかりになるのでは」という事例を示して頂きました。

例えば「モーニング・サービス」は「ホテルで出る朝食」というイメージですが、これも和製英語。アメリカのホテルでは"early bird specials"として提供されることがあります。朝、ご飯、サービス、それぞれの単語を知ってるだけでは想像できないワードです。

"easy"という中学1年生で習う単語。
「簡単な」という訳で覚えますが、卵の焼き方を表現する場合は「半熟で」という意味になります。
こうした生活の中で使う語彙を学ぶ想定になっていないのが、日本における英語教育の問題点なのではないか、と田崎先生は指摘されています。

本来"breakfast"と聞いて頭に浮かぶイメージと日本語の「朝食」のイメージは異なるものであるべきなのです。
これを"acoustic image"「聴覚心象」と言います。
「朝食=ご飯にお味噌汁に納豆に豆腐」を想像してから、単純に単語を英語訳した「=ブレックファスト」と覚えても言語をマスターしたことにはなりません。
「ブレックファスト」と聞いた時に思い描くイメージが例えば「パンにベーコンにスクランブルエッグ」でなければ本当の意味で言語を習得したことにはならない、という解説は説得力があります。

次の会話をイメージしてみてください。
"What did you do last Sunday?"
"My husband was not at home. He went to Osaka on business. I was happy."

「先週の日曜日は何をしていたの?」
という問いかけに対して、英語文化圏の女性であれば「孫と一緒にお買い物に行ったのよ。」とか「コンサートに誘われたの。」などと答えることでしょう。

しかし上で紹介した回答は日本人女性のものです。
「宅の主人が留守でしてね。大阪に出張だったんですよ。助かりましたわ。」
とでも言うところです。
主語は「宅の主人」です。「あなたは何をしていたのですか?」と聞かれているのにも拘わらず、日本語で表現する井戸端会議の風景をそのまま英語訳すると、実は英語を母語とする人とのコミュニケーションが行き違いになってしまうことがあるのです。

「言語の構造は話者の思考を決定している」というのは私も納得している説です。私も時と場合と相手によって、より伝わりやすいように言語のスイッチを切り替えることを心掛けています。
田崎先生からは「日本の政治家は話が抽象的すぎて、要領を得ないし、通訳がついて時間がかかる為、国際的な会議の場でインタビューの対象にしてもらえない」というご批評もいただきました。

そのような事態を早く克服し、国際舞台で堂々と渡り合える日本の代表を増やしていかなければならないと痛感しています。

カテゴリ:かれんより 子育て・教育・スポーツ 外交・国際関係・拉致問題

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